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キッチンカーは出店を自粛して大丈夫か~それで「持続化給付金」はもらえるか~(R2/04/12)

こんにちは、一歩です。

 

昨日、「持続化給付金」の申請準備についてお話しました。

キッチンカーオーナーは急いでください(R2/04/10)

 

あれから更に私なりに今後を予測しているのですが、一つ気になることがありましたので記事を投稿します。

 

政府の緊急事態宣言の発令以降、キッチンカーの出店を自粛するという趣旨のTwitterを見かけることが多くなりました。

純粋に「残念だな・・・」と思っていたのですが、その傍らでふとこんなことが頭をよぎりました。

 

「出店を自粛してしまうと、売上げが落ちたことを証明できないのではないか???」

 

どういうことかと言いますと、出店自体を自粛した場合、それは単純に「臨時休業」されただけとみなされてしまわないかという心配です。

 

例を挙げて、説明します。

(途中、怒りを感じることがあるかもしれませんが、最後には私なりにキッチンカーオーナーの皆様にスッキリしてもらえる解決策をお伝えしますので最後まで読んでいただけると幸いです)

 

【事例A】

新型コロナウイルスの影響もあり、お客さんも減っているから、いつも月間20日間出店してきたが、今月は8日間しか出店しなかった

そのため売上げはいつもは月間100万円だったが、今月は30万円だった。

 

【事例B】

新型コロナウイルスの影響もあり、お客さんも減っているが、いつもどおり月間20日間出店した。

やはりお客さんが減っていることもあって、売上げはいつもは月間100万円だったが、今月は30万円だった。

 

事例Aについては、12日間の出店を見合わせた理由を客観的に「新型コロナウイルスのため」と説明できるでしょうか。

もしかしたら、たまたま新作メニューの開発のため、出店日数が少ない月だったかもしれません。

あるいは、春休みを取ることにしたので、出店日数が少ない月だったのかもしれません。

 

お役所に「8日間しか出店されていないのは、ご本人の休暇のためだったんじゃないですか?」と言われたら、どうやって新型コロナウイルスの影響だと証明されますか?

 

事例Bのように、20日間出店されていると、実際に出店したけど売上げが上がらなかったわけですから、こちらであればまだ過去の月と比較して「同じ20日出店しているのに、売上げが30万円しか上がらなかったのです」と胸を張って言える気がします。

 

しかし、事態は深刻です。お客さんがいないという問題と同時に、自分までも罹患してしまう恐怖も当然あります。

 

「新型コロナウイルスに罹患すること覚悟でいつも通り20日出店しろっていうのか!」とのお叱りはごもっともです。

 

ですので、こちらも「持続化給付金」の審査に向けた最大限の準備となりますが、出店した証、出店しようとした証を準備しておきましょう。

 

私なりに考える理想的な証明書類をランキングにしてみました。

第一位:出店の契約をしていた証拠と、出店先から出店を見合わせてほしいと通知を受けた証拠

(メールのやり取りでも構わないと思います。12日間出店を見合わせるのであれば、12通証拠を準備したいところです)

こちらが第一位なのは、出店しようとした「意思表示」が確認できることと、出店先からの申し出ということで出店料や違約金を払わなくて済むというところにあります。

 

第二位:出店候補先に依頼した証拠と、「新型コロナウイルス」が理由で出店候補先から断られた証拠

こちらは出店の契約前ではありますが、出店したいという「意思表示」が確認できることと、出店先に断られたということで出店料や違約金を払わなくて済むというところにあります。

ポイントは出店候補先からのお断りの内容にきちんと「新型コロナウイルス」というキーワードが含まれていることです。

 

第三位:出店の契約をしていた証拠と、キッチンカーオーナーから出店先に出店を見合わせたいと通知した証拠

こちらは出店しようとした「意思表示」は確認できるのでお役所への申請については問題ないですが、キッチンカーオーナーから出店先からのキャンセル連絡ということなので、出店料や違約金が発生してしまっているともったいないところです。

 

いかがでしょうか。「出店せずとも、本来は出店しようとした」のだという証拠づくりにはなると思います。

契約書のようなものがなくても、メールで十分でしょう。また電話でのやり取りでしたら、それをワードなどにタイピングしておくか、ノートや手帳に書き込んでコピーを取っておくでも証拠になると思います。

 

フリーランスに対して政府から最大100万円の給付金が出るわけです。

100円ではありません。100万円です。それも国税から出るわけです。

 

政府も速やかに給付したい(そうしないと国民からクレームがくるから)気持ちと、慎重に給付したい(そうしないと国民からクレームがくるから)気持ちが半々でしょう。

でも、国税から100万円もの大金を何千ものフリーランスに給付するわけですから、審査基準が甘いわけにいきません。

お役所も性悪説に立って審査をすることでしょう。

 

「新型コロナウイルスの影響と言えば、全然働かなくてもお金がもらえるぞ~」とばかりに油断してしまうと、出店しようとしていた「意思表示」を用意できず、給付金を申請したくても申請できないフリーランスがたくさん溜まってしまうのではないかというのが私の予測です。

 

そうこうしているうちに、財源が底をついてしまい、基準がより厳しくなるか、給付金額が下がってしまうか、どちらかでしょう。

 

これは、まだ持続化給付金の審査基準が分かりませんので、一つの予測に過ぎませんが、「たしかに、それも一理あるな」と共感していただける方は広範囲に申請に向けた準備を進めていただければと思います。

 

 

千里の道も一歩から。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

(参考:本投稿の原案検討時間 15分、投稿記事作成60分)

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