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キッチンカーオーナーは急いでください(R2/04/10)

キッチンカーオーナーは急いでください

~paypayキャンペーンから学ぶ「持続化給付金」「感染拡大防止協力金」~

 

こんにちは、一歩です。

キッチンカー開業を真剣に検討していた者として、新型コロナウイルスによるキッチンカーオーナーのみなさまの苦境は他人事ではありません。

 

政府から「持続化給付金」、東京都から「感染拡大防止協力金」の概要が発表となっています。

しかしながら、いずれも2020年4月10日時点ではその詳細については「検討中」となっており、多くのキッチンカーオーナーの皆さんはそわそわしながら、詳細を待っている状態でしょう。

 

ダメです。詳細を待っていたらダメです

日、必要な資料を揃える必要があります!!!

 

目次
・「持続化給付金」「感染拡大防止協力金」受付開始直後の予想

 -PayPayから学ぶ

 -auPAYから学ぶ

 -愛知県の県独自「緊急事態宣言」から学ぶ

・「持続化給付金」「感染拡大防止協力金」について、公表されていること

・「持続化給付金」「感染拡大防止協力金」について、自分なりに考えてみる

・おわりに

 

「持続化給付金」「感染拡大防止協力金」受付開始直後の予想

これらの支援制度が受付開始となったらどうなるか考えてみてください。

参考に以下の事例を列挙したいと思います。

 

PayPayキャンペーンで何があったか

PayPayキャンペーン第一弾はこういう概要でした。

「100億円あげちゃうキャンペーン」は、利用金額の20%(月上限25万円のうち最大5万円)が全員に、当選すればさらに全額キャッシュバックとあって、当初4ヶ月間の予定が12月4日~13日の10日間で終了するほどの大反響でした。

PR TIMES 2019年2月14日

 

この結果を踏まえ、PayPayキャンペーン第二弾はこう変わりました。

前回キャンペーンと比べると還元額の上限を大きく引き下げるなど変更点は多い。PayPayの認知度向上に努めた前回に対し、今回は「より多くの方に長期間、繰り返し使ってもらう」という、日常生活への定着を狙う。

(中略)

還元額の上限は前回が月額5万円までだったが、第2弾では1回の支払い当たり1000円まで、キャンペーン期間中で総額5万円まで、という条件を厳しくした

ITmedia NEWS 2019年2月4日

 

auPAYキャンペーンはどうだったか

まだ記憶に新しいところとしてはauPAYのキャンペーンがありました。

こちらのキャンペーンは当初よりPayPayキャンペーンなどを教訓として、ある程度条件を厳しく設定してみましたが、このような結果となりました。

想定以上の反応があったようです。初日は2日、2週目は1日でキャンペーンが終了するほどの好反応です。

(中略)

最大の還元率になるのは一回あたりの買い物15万円から3万円へダウン

ヤフーニュース 2019年2月21日

 

また、こんな予期せぬ事象も発生しました。

 

愛知県の県独自「緊急事態宣言」から何を学ぶか

2020年4月7日に政府より緊急事態宣言が発令されていますが、早々に愛知県が自分たちが宣言の対象となっていないことに対して、声を上げています。

そのような中、待ちきれないとばかりに、4月10に愛知県が県独自の「緊急事態宣言」(法的根拠はなし)を発表しました。

 

これら3事例から私は「持続化給付金」「感染拡大防止協力金」受付開始直後をこう予想します

・この機に乗じて、実質昨年までに廃業していたような事業主が、殺到し支援金を得ようとする。

・本当に困っている人と、詐欺まがいの便乗者の判別もつけられないまま支援金の給付がスタートする

・財源が底をつき、支援制度が一時的にストップする

・財源の追加確保はできたものの、給付の審査条件が厳しくなる

・一方で、世論の後押しもあり、給付の対象がより広範囲となり、1事業者あたりの給付額が下がる

 

どうでしょうか? そんなに的外れではないと思いませんか?

 

「持続化給付金」「感染拡大防止協力金」について、公表されていること

政府からの「持続化給付金」、東京都からの「感染拡大防止協力金」については2020年4月10日時点ではこのような概要となっています。

 

経産省/中小企業200万円、個人事業100万円「持続化給付金」創設

東京都/休業要請施設発表「感染拡大防止協力金」創設、最大100万円

 

「持続化給付金」「感染拡大防止協力金」について、自分なりに考えてみる

政府からの「持続化給付金」、東京都からの「感染拡大防止協力金」についてはまだその申請方法等の詳細は公表されていません。

 

多くの方が、その申請方法等の詳細を待ち、詳細が明らかになってから急いで準備を進められることだと思います。

 

しかしながら、auPAYのキャンペーンのように、「悪意ある便乗者」が必ず、このせっかくの支援制度をかき回すことでしょう。

 

彼らはすでに申請に向けた準備を始めています。

申請初日に商工会議所や役所などに並ぶために。

 

「でも、申請方法も公表されていないのに何を準備しているの?」と思われるかもしれません。

 

例えば、今回の支援制度の申請に、ご自身の最終学歴を証明する書類は必要になるでしょうか?

多分必要ないですよね。

 

ご自身の健康を証明する書類(生命保険の審査とかで必要なもの)は必要でしょうか?

これも多分必要ないのではないでしょうか。

 

ご自身の身分証明書は必要でしょうか?

きっと必要ですよね。営業許可証とかも必要そうですよね。

 

自分が支援金を給付する立場になって一つ一つ考えれば

少しずつ必要なものが見えてくると思うのです。

 

それに「持続化給付金」については、大きなヒントが公表されています。

 

給付対象者

中堅企業、中小企業、小規模事業者、フリーランスを含む個人事業者等、その他各種法人等で、新型コロナウイルス感染症の影響により、売上が前年同月比で50%以上減少している者。

 

私は「『新型コロナウイルス感染症の影響』で売上げが落ちた」ことをどう証明するかが最大のポイントだと思います。

なぜなら、これが一番難しいからです。

 

単純に、提供する食事が美味しくなくなったためにお客さんが減ったのかもしれません。

他に、新規出店のキッチンカーがあり、そちらにお客さんが流れたのかもしれません。

お客さんが新型コロナウイルスの影響で少なくなったとどうやったら説明できるのか。

 

例えば、ここまで考えてみても、以下のような証明が必要ですよね。

 

お客さんが新型コロナウイルスの影響で少なくなったことの証明

いつも出店している場所付近の企業、オフィスで在宅勤務や休業にシフトしているような情報がないか。

例えば、こういうものって、企業のニュースリリースに載っています。

https://www.nitori-net.jp/ecstatic/include/top/pdf/top_shoplist.pdf

 

こういう情報をできるだけ多くかき集めておくことは大事です。

 

提供する食事に変化がないことの証明

厳密には味の変わっていないことの証明は簡単にはできないのだと思いますが、少なくとも仕入れ食材の購入先が変わっていないとか、分量が変わっていないとかは領収書などをきちんと保管していれば、まとめられますよね。

 

新規出店のキッチンカーにお客さんが流れたわけではないことの証明

これは難しいですね。

皆さんならどうやって証明されますか?

う~ん、私だったら、これまでの経験から、キッチンカーが呼び込めるお客様の範囲(例えば、半径1キロ以内のお客様なら買いに来てくれる、とか)を勝手に決めて、その範囲内に新規出店のキッチンカーが登場していないかをTwitterで検索してみたり、いつもキッチンカーで走っている範囲では見かけないと言い切ってしまってもいいですよね。

今日から数日間、半径1キロ(500メートルとかでも十分ですが)をキッチンカーで走ってみたり、歩いてみたりして少し調べてみるというのも良いかもしれません。

 

給付額

前年の総売上に基づき、数式により算定する。

前年の総売上(事業収入)―(前年同月比―50%月の売上×12カ月)

 

こちらはそんなに難しくないですが、もしかしたら一部の方は確定申告間際にならないと売上げの整理などをしていないかもしれません。

今回は2020年の1~3月(できれば4月も)の月々の売り上げを整理し簡単な売上げ明細を作っておく必要があるでしょう。

 

「感染拡大防止協力金」については、休業要請の業種しか公表されていませんが、これも愛知県の事例を考えると、今後何かしら対象を拡大するという動きが急転直下あり得るかもしれません。

 

おわりに

今回お伝えしたかったのは、「様子見」はやめましょう、ということでした。

遅くなっても良いことは何一つないと予想されます。

 

今できる準備を最大限すべきという話ですが、「証明書」という表現が「誰かにもらうもの」「どこかで発行してもらうもの」というイメージになってしまうかもしれませんが、そんなものはほぼないでしょう。

自分で作るのです

領収書だって、写真だって、あるものを一ヵ所にまとめて置いておきましょう。

テレビ朝日の「科捜研」のような緻密?な証拠づくりは必要ありません。

 

お役所も各種証明書の裏取りはしませんし(したくありませんでしょうし)、最低限のものが揃っていれば、審査を前に通してしまいたいはずです。

 

だから、最低限のものでいいので、今揃えられる材料を揃えましょう。

 

申請書は何かしらの様式が今後公表されることでしょうが、その公表がされてから材料をかき集め始める人と、今のうちから材料だけでもかき集められている人では、天と地ほどの差です。

 

おそらく申請書の公表がされてから、申請開始日までは全然時間的余裕はないと思います。

 

なぜなら、政府も国民もこの支援制度を早くしたい(してほしい)からです。

 

そして、「悪意ある便乗者」は今すでに「(おそらく架空の)各種証明材料」をかき集めている(捏造している)はずです。

 

多くの皆様がキッチンカーを継続できるよう、そして、そのためにも各種支援金が皆様の手元に届くことを心から願っております。

 

 

千里の道も一歩から。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

(参考:本投稿の原案検討時間 10分、投稿記事作成150分)

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