【徹底解説】不動産業者と対決する心構え5ヶ条
知らない電話番号から勧誘の電話がかかってくるし。
どうも騙されそうで、話を聞く気にならないんだよな~。
私も昼間会社で仕事をしている時にも電話がかかってきたりすると「忙しい時に電話してくるなよ」って思う。
あと、不動産業者から電話をかけてきているにも関わらず、営業マンの言葉遣いが失礼だったりすることもあるし。
ただ、電話で営業をかけてくるような不動産業者は敬遠してもいいと思うけど、不動産業者全般が詐欺まがいかというと決してそうではないかな。
もう少し不動産業者について、少し広い視野で見てみようか。
そんな不安を抱えるあなたはこのページでこんなことを理解できます。
- 不動産業者に対するアレルギーの払拭
- 不動産業者に騙される方程式
- 不動産業者と対決する心構え5ヶ条
目次
不動産業者に対するアレルギーの払拭
みなさんの知っている不動産業者は氷山の一角
不動産業者のことが怖かったり、胡散臭かったりするのは、彼らのことを全然知らないから。
知らないものに対しては、過度な不安や、過度な期待を持ってしまいがちです。
大学に入学する前は、「大学って楽しいんだろうな」「大学生って遊んでばっかいられるんだろうな」と思っていた人も、いざ入学
してみると「思っていたよりも、授業の時間が長くて退屈」なんてこともあったんじゃないでしょうか。
または、その逆もあるかもしれません。
「大学に入っても、友達とかあんまりできそうにないな」と思っていたのに、大学卒業以降もずっと続く友達ができていたり。
その世界に飛び込んでみると、飛び込む前の不安や期待が的外れだったようなことってありませんか。
だから、今、不動産投資を始めようとしている人は、過度な不安と過度な期待があるのは当然ですね。
また違う例えで考えてみましょう。
「居酒屋」で考えてみることとします。
新宿の歌舞伎町の雑居ビルに入っているような居酒屋は店の周辺でキャッチを繰り返してますよね。
お酒も美味しくないし、最初に聞いていた料金とも違ったりするし。騙された気分になることが多いです。
でも、世の中の全部の居酒屋でキャッチをしていて、粗悪な料理かというとそうでもないはずです。
中目黒とか三軒茶屋をはじめ、ひっそりとしていて料理の美味しい居酒屋さんもありますよね。
だから、「居酒屋=キャッチ」とか「居酒屋=ぼったくり」ではないわけです。
不動産業者もそれと同じだということに不動産投資を10年くらい続けてみて気がつきました。
みなさんに電話で不動産投資の勧誘をしてくる不動産業者は氷山の一角に過ぎないというお話でした。
みなさんの知らない不動産業者とは
みなさんの知っている不動産業者が氷山の一角に過ぎないということは、まだ見えていない不動産業者は何をしているのでしょうか。
話は簡単です。
”不動産投資家の方から”相談を受けており、その対応に手一杯ということです。
だから、電話での勧誘をしている暇がない。
だから、不動産投資を始める前のみなさんの目に触れる機会がない。
そこで疑問が出ますね。
「”不動産投資家の方から”相談を受ける不動産業者とはどんな人たちなのか」
「電話で勧誘してくる不動産業者とは何が違うのか」
はっきり言います。
”不動産投資家の方から”相談を受けている不動産業者は「良質な販売物件」を扱っているのです。
だから不動産投資家の方から相談が持ち掛けれるのです。
「その販売物件、買いたいです」と不動産投資家の方から手が上がるわけです。
では、「良質な販売物件」とはどんな販売物件か。
簡単に言えば、コスパの良い物件ということです。
世間の相場並みの価格か、それを少し下回る価格で提供していると思っていただければ良いでしょう。
物件の良し悪しは必ずしも価格だけではありません。
「安ければ良い」では「安物買いの銭失い」となってしまいます。
だから、あくまでコスパです。
その物件に対する販売価格が妥当かどうかということです。
ここまでで、お伝えしたいのは
「良い物件を扱う業者は電話勧誘をしない」ということです。
そうなると、逆に、電話勧誘をする業者はどういう業者かということも気になりますね。
簡単に言うと「巧みな話術で、世間の相場よりも高い販売価格で物件を売りつけようとしている業者」となります。
不動産業者に騙される方程式
不動産業者に騙された人たちの声を見てみましょう。
知り合いに、資産形成のために薦められた不動産投資を今年3月にはじめました。
不動産に関して無知で、言われるがまま話が進み、知り合いに紹介された不動産会社ということもあり疑うこともなく
都内 新築マンション一室
2700万
自己資金270万
(支払いは不動産会社)
銀行からの融資
2430万
35年払い
サブリース
で契約をしました。
自分なりに不動産について勉強しているのですが、すればするほど自分の購入したマンションが良くなかったのではないかと不安になっています
本当に無知で恥ずかしいのですが確定申告の経験もなく、契約書などを見ても固定資産税や管理費など計算が合っているのか、自分にとって金銭的にもプラスなのかマイナスなのかもよくわかりません
引用元:YAHOO!JAPAN知恵袋
不動産投資の利回りについて。
こないだ高校の同窓会があって、不動産投資してる同級生が何人かいました。
今まで全然興味無かったんですが、話を聞いてると自分もやってみたくなりました。
ただ、依頼する会社によって利回りが大きく違うと聞きました。
せっかくやるなら、利回りも良く信頼できるパートナーを探したいです。
都内に不動産投資におすすめの会社があったら教えてください。
引用元:YAHOO!JAPAN知恵袋
二つの事例に共通していることは「不動産まかせ」ということです。
これは確実に失敗します。完全に「ネギを背負ったカモ」状態です。
難しいことを言うようですが、基本的に不動産業者にアドバイスを求めてはいけません。
その瞬間に「カモ」認定されると思った方がいいです。
上司や同僚、知り合いに勧められるがままに…という話も聞きますが、これも駄目です。
他人に「身を委ねたり」「思考を預けたり」してしまっては、不動産投資で失敗するのは当たり前です。
「身を委ねたり」「思考を預けたり」したい人は、定期預金か投資信託の方が向いていると言えるでしょう。
不動産投資を始めるきっかけとしては、上司や同僚、知り合いに教えてもらって…というのは悪くありません。
ただし、物件を購入する段階までには正しい知識を身につけて、自分の軸を持たなくてはなりません。
先ほど、不動産業者にアドバイスを求めてはいけないと言いました。
アドバイスを求めてはいけないとすると、不動産業者は何のためにいる存在なのか。
「不動産を販売(仲介)する」ためにいると思ってください。
なので、正しいスタンスは「何か良い物件ありますか」ではなく、「御社のサイトに掲載されていたこの物件を買いたいです」となります。
洋服を買いに行く時と同じです。
ショップの店員にお任せでコーディネートしてもらったら、家に帰ってから、「この服、やっぱり自分のあまり着ないタイプの服だったな」ということが多いのではないでしょうか。
ショップの店員も居酒屋のキャッチも、結局みんな、目の前に来たお客が「カモ」なのか、「カモでない(ちゃんと接客をしないといけない)」のかを嗅ぎ分けているわけです。
身を委ねない。思考を預けない。
こちらのペースで話を進める。自分の軸を決めて話す。
そのためには、最初のうちは不動産業者とは直接話をする機会は持たないようにしましょう。
勧誘の電話には耳を貸さない。ブログや本で色々と情報収集をしてみる。
「自分の軸」を持てるように、一緒に頑張りましょう。
不動産業者と対決する心構え5ヶ条
①電話勧誘は無視
先ほどもお伝えしたとおり、電話で勧誘してくる不動産業者は「新宿歌舞伎町のキャッチ」だと思いましょう。
無視して構いません。
ただ、不動産投資上級者になってくると、不動産業者を「うまく使う」側になれますので、将来的にお付き合いすることがあるかもしれません。
ですので、会社名だけは聞いておいて、将来のためにスマホの電話帳に登録しておくようにしてもいいでしょう。
そうすれば、知らない番号から電話がかかってくる不安も減りますしね。
(登録しておけば、不動産業者だと分かりますから、引き続き無視してオッケーです)
②不動産業者とのコミュニケーションは最初はメールを使う
不動産投資を考えている人は、まだ少し先にはなりますが、不動産業者にアプローチする日が来ます。
一つの大きな壁はそこになると思います。
そんな時は、アプローチのツールとしてメールを使いましょう。
メールならば、Gmailなどで”捨てメールアドレス”を作れます。
そうすれば、不動産業者からしつこいメールが来ても、最悪そのメールアドレスを使わないようにすれば、それ以上不動産会社も追ってきません。
それに、不動産投資用のメールアドレスを作っておくと、プライベートのメールと区別もつけやすいので使い勝手も悪くないと思います。
私はそうしています。
一番警戒すべきは「対面」でのコミュニケーションですね。
その次に「電話」です。
この二つは、主導権を握っている方のペースで話が進みがちです。
しかし、「メール」となると一回一回考えるタイミングがあるので、不動産業者のペースになりにくいです。
だから、不動産業者は「対面」でのコミュニケーションに持ち込もうとします。
一方で、どんなに良い不動産業者でも、お客さんが「ひやかし」でないか見極めたいために、「対面」を望むという場合もあります。
我々不動産投資家は副業として、「上手くいったらいいいな」というスタンスで不動産投資をしている人が大半ですが、不動産業者は販売物件が売れないと生活が成り立ちません。
良い不動産業者も生活がかかっていますので、仕方のないことでしょう。
ポイントは、数回はメールでコミュニケーションをとって、それで信頼がおけそうな不動産業者だと判断できたら「対面」でのコミュニケーションに移行するということです。
③不動産投資理論・テクニックの話には食いつかない
『不動産業者に騙される方程式』でもお伝えしましたが、不動産業者に対して「不動産投資の理論やテクニック、実践方法などを教えてほしい」というスタンスでアプローチをすると、即「カモ」認定されます。
ですので、不動産投資の理論やテクニック、実践方法は書籍で学ぶか、セミナーで学ぶか、インターネットで学びましょう。
④必ず「販売物件」を軸に話をする
『不動産業者に騙される方程式』の逆を実践しましょう。
それはつまり不動産業者に「身を委ねない」「思考を預けない」ということです。
こちらのペースで話を進める。自分の軸を決めて話す。
具体的には「具体的な販売物件の問い合わせ」からコミュニケーションを始ましょう。
「この販売物件に興味があるのですが」「この販売物件の資料がほしい」といった具合で”こちらのペース”で”具体的な販売物件”の話に持ち込みましょう。
⑤買いたい「販売物件」が見つかったら、不動産業者に会う覚悟を決める
不動産投資を行う以上は、どこかの時点から不動産業者にアプローチをしなくてはなりません。
そうしないと、物件を購入することができないからです。
でも、不動産業者に初めてアプローチするのは怖い。
ですので、「不動産業者に会ってでも買いたい!」と思える物件が現れた時には、不動産業者に「対面」でのアプローチをしないといけないのだという覚悟を前もって決めておきましょう。
逆を言えば、そこまでして買いたいと思う物件に出会わないうちは、メールのやり取りで不動産業者とのコミュニケーションを続けていて良いと思います。
おわりに
不動産業者に対するアレルギーは払拭できたでしょうか。
100%の払拭はできないかもしれませんが、今までほど不動産業者という存在が闇の存在ではなくなったのではないでしょうか。
これから不動産投資の知識を増やしつつ、当分の間は『不動産業者と対決する心構え5ヶ条』を忘れずに過ごしてみてください。
そして、もし不動投資について前向きになれそうでしたら、次はこちらから不動産投資のロードマップについて勉強してみてはいかがでしょうか。
千里の道も一歩から。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!